こんにちわ。
土曜と言えば丑の日。丑の日と言えばうなぎ。そんなこと関係なく無性にうなぎが食べたいどんぶり小僧です。
先日、明治26年創業の老舗のうなぎ屋「宮川本廛(みやがわほんてん)」に行ってきたのでご紹介いたします。
うなぎの産地と調理法の違いについて
日本でうなぎと言えば名古屋県のひつまぶしや静岡県が有名であるが、うなぎの養殖地としては、1位が鹿児島県、2位が愛知県、3位が静岡県となっている。
しかも、消費量に関しては岐阜県が1位と意外な結果がでている。
日本の食用うなぎとして分類されるニホンウナギは絶滅危惧種とされていて、天然ものはほぼ存在せず、99%以上が養殖である。
また、うなぎの蒲焼には関東風と関西風で異なり、それぞれの調理方法は、うなぎを背開きにして頭を落とし、蒸してからタレを付けて焼くのが関東風。うなぎの腹から開き、頭をつけたままタレを付けて焼くのが関西風とされている。
赤坂でも人気の老舗うなぎ屋「宮川本廛」
創業者・渡辺助之丞さんが深川のうなぎ屋「宮川」で修業をし、同店の廃業を受け名跡を受け継ぎ、明治26年(1893年)に「築地宮川本廛」を開業した事がはじまりである。
創業100年以上の歴史があり、今では老舗のうなぎ屋として有名でのれん分けしたお店も多く存在する。また、地域や場所にに応じた独特の「味」を追求するため、「つきじ宮川のれん会」を発足し、東京の世田谷や荻窪、目黒や山王、神奈川県の横浜や千葉県の松戸市でも味わえるようになっている。
今回はたまたま札幌の大丸札幌のデパートで宮川本廛の名前を見つけ、胃袋がうなぎモードになったのがきっかけである。
尚、ホームページに札幌店の紹介はないが、それ以外にも東京の赤坂などにものれん分けした店舗が存在する。
店構えはデパートということもあり、よく見かけるものだが、座席の間隔に余裕もあり、ゆったりと座れるお店である。
絶品の宮川だいこんと脂がのったうなぎ
宮川札幌にも地域限定のメニューが存在し、その一つが宮川だいこんである。
中央のうなぎをメインに、かつら向きした大根を周りにまとっている。
お箸で崩れるほど繊細なだいこんはしっかり冷ましてあるため味が十分に浸み込んでおり、出汁とほんのりうなぎのタレが染み出している美味しさに身悶えるほど絶品だ。
うなぎが苦手な方は、うなぎ特有の臭みが苦手な方も多いが、宮川本廛は臭みもない。
うなぎ自体は中はふんわり、そとはカリっと焼きあがり、タレは気持ち甘めで薄味となっている。
お新香は、塩分多めで私には少ししょっぱく感じたが、うなぎの甘さを引き出すお新香は欠かせない存在だ。
正直タレに関しては、そこまでブレはしないであろうが、お店や日ごとに多少異なるので、あくまでその日の感想なので参考までに(笑)
お店でうなぎを食べようと思うとそれなりの費用を覚悟しなくてはいけないが、それだけ価値のある食材である。しかも、年々うなぎは高騰しており、今以上に手軽に食べられなく恐れもあるので、また是非足を運ぼうと思う。
いつか気軽に美味しいうなぎが味わえる日が来ることを密かに願うどんぶり小僧でした。
宮川本廛 大丸札幌店 店舗情報
店名 | 宮川本廛 大丸札幌店 |
住所 | 北海道札幌市中央区北五条西4丁目7 大丸札幌店 8F 北海道札幌市中央区北五条西4丁目7 大丸札幌店 8F |
営業時間 | 11:00~22:00(L.O.21:00) |
宮川本廛のホームページ | http://www.unagi-miyagawanorenkai.jp/ |
店舗ホームページ | https://www.daimaru.co.jp/sapporo/restaurant/SP-R-03.html |