島根県の隠岐諸島の一つにある海士町の食材を中心に、全国の島々の料理を提供する珍しいレストランです。店内で食事を楽しめる他、島々の特産品を販売するブースもあるので、楽しさも2倍と云った珍しいものが好きな方にはたまらないレストランだと思います。
離島の「文化」「歴史」「物語」も楽しめるコンセプト料理
札幌市を南北に流れる創成川沿いにこの離島キッチン札幌店はあります。
石造りの倉庫を改造したお洒落な造りのレストランなのですが、入り口は創成川の反対側の中道にあり、創成川からは、古い倉庫にしか見えないので、見つけるのが一苦労する場合があります。
店内の奥の方とロフト的な部分がレストランフロアになっており、入り口近辺部分が、全国各地の島々の特産品が購入出来るお土産コーナーとなっております。
レストランで食事をした食材も扱っているものが沢山あるので、レストランで食事をして気にいった食材を購入して帰ることも可能です。
北は北海道から南は沖縄までの食材を楽しめる
今回は、島めぐり御膳(2200円)を注文しました。
全国各地の珍しい食材を一度に楽しめますし、魚も新鮮でしたし、味もしっかりしていて、角がなく優しい丁寧な、素材の本質の味を上手に引き出した味わいの料理と思います。
今回の島めぐり御膳の内容は、ウェイターさんが料理を運んできた際に、一つ一つ丁寧に産地を説明してくれました。思った以上に多くの産地が出てきて、覚えきれないのでしっかりメモしました(笑)
メインのお皿には種子島産(鹿児島県)のトビウオの塩干しと隠岐島産(島根県)の小鯵の開きに倉橋島産(広島県)の牡蠣フライ、種子島産(鹿児島県)の安納芋フライと盛沢山。メインだけでも同じ鹿児島県の種子島産が2つありましたが、3つの産地が登場しました(笑)
メインの周りを固めるのは、升の器に入った久米島産(沖縄県)の紅芋ステックに徳之島産(鹿児島県)のみそ豆が添えてあり、甑島産(鹿児島県)のきびなごのお刺身と徳之島産(鹿児島県)の奄美大島産(鹿児島県)の米すりみそ、汁物には壱岐島産(長崎県)のあおさで、そのみそ汁との組み合わせが抜群なとろろ昆布は利尻島産(北海道)、ご飯に乗せて食べたい海苔は、日間賀島産(愛知県)の島海苔でした。
デザートには岩城島産(愛媛県)のグリーンレモンヨーグルトでさっぱりとした口当たりで締めることができる御前でした。
冒頭に島根県の隠岐諸島の一つにある海士町の食材を中心だと紹介をしたが、今回は鹿児島県の新鮮な食材を中心な構成で、それにも拘りが感じられました。
日によって島めぐりお膳のメニューが変わるため、次回訪れる時には新たな産地に出会えるだろう。
産地を覚えるのは大変だが、旅行した気分でまた味わいたいものだ。
離島キッチン札幌店 店舗情報
店舗名 | 離島キッチン 札幌店 |
住所 | 北海道札幌市北区北11条西1丁目1-25 北海道札幌市北区北11条西1丁目1-25 |
アクセス | 札幌市営地下鉄南北線 北12条駅 |
営業時間 | 11:30~14:30 17:00〜21:00 |
定休日 | 月曜日のディナータイム |
ホームページ | http://ritokitchen.com/ |