北海道の先住民族であるアイヌの人々は、川で獲れる魚の中で〝鮭〟をもっとも重要に敬ったと云われております。
それは、海を渡りやってきた開拓者たちにとっても同じで、鮭は川で生まれ海に出ても、3~5年後には必ず故郷の川に帰ってくる習性があることから、故郷への強い想いを感じることができる特別な魚だったのが理由です。
北海道のお土産物でも有名で、ルイベが人気な佐藤水産は、さまざまな水産加工品を取り扱っていますが、主にその特別な鮭を主力商品としております。
そんな佐藤水産が経営する、その名も「サケファクトリー」という名称のお店が石狩市にあるのをご存じでしょうか?
その名の通り、鮭の専門店であり、工場直結なので、出来立ての佐藤水産オリジナルの加工品や、ここでしか買えない天然鮭など、鮭に特化した商品が勢揃いしている場所です。
今回は、このサケファクトリーの2階にある「オールドリバー」で美味しい鮭料理を頂いて参りました。
ローカルな場所なのに順番待ちの繁盛店
今回は、秋鮭ステーキ(1200円)、活帆立刺し(780円)、茶碗蒸し(150円)を注文しました。
秋鮭ステーキは、とても肉厚で脂ものっており、ホクホクの身がとても美味しい。
鮭醤油とバターをブレンドしたソースをかけて頂くのですが、濃いめのソースが鮭の旨味を一層引き立ててくれていました。
鮭の下には野菜のグリルが敷き詰められていて、鮭が焦げたり、身が硬くなりすぎることのないようになっておりました。鮭の旨味が野菜に浸み込み、野菜自体も美味しさを倍増している気さえします。
野菜不足の解消にも役に立ちますし、一石二鳥ですね。
お店のおすすめメニューなだけあって、頼む価値ありです。
帆立も新鮮で、コリコリとした食感で食べ応えのある刺身でした。
さすが北海道では名高い佐藤水産の直営店なだけあって、海鮮料理は間違いないと思います。
茶碗蒸しも、優しい感じの上品な味わいの茶碗蒸しでした。
徒歩で行くには厳しい場所だが人でいっぱい
石狩市の海水浴場に向かう日本海オロロンラインの途中に、今回訪れたサケファクトリーはおり、1階部分がお土産屋さんで、2階部分がシーフードレストランという構造になっております。
また、1階部分から「ありが塔」という展望台に昇ることもできます。
サケファクトリーの工場を見学できる訳でもなく、周りに目立ったお店がある訳でもなく、人通りの多い場所ではないのですが、それでもサケファクトリーは人が一杯でした。
シーフードレストランは、常時満席に近い人気のレストランのようで、待合所には珍しい熱帯魚の水槽なども置いてありました。
シーフードレストラン オールドリバー 店舗情報
店舗名 | シーフードレストラン オールドリバー |
住所 | 北海道石狩市新港東1-54 サーモンファクトリー 2F 北海道石狩市新港東1-54 |
アクセス | 中央バス 石狩線 厚田線 4線停留場 |
営業時間 | 11:00~15:00(ラストオーダー14:30) ※GW期間中、夏休み時期(7月~8月下旬)は営業時間延長 ※吹雪などの悪天候により、閉店時間が早まる場合あり |
定休日 | 年末年始 |
ホームページ | https://www.sato-suisan.co.jp/restaurant/oldriver.html |