目の前で揚げるアツアツ本格的な天婦羅

北海道は、本州に比べて、うなぎと天ぷらは弱いというご意見を良く耳にします。北海道でも天ぷら自体は良く見かけるのですが、本格的なクオリティの高い天ぷらとなると、中々お目にかかれません。ですが、JR札幌駅に繋がっている東急百貨店に本格的な天ぷら屋が御座いました。

カウンター席はコース料理、テーブル席はセット料理

JR札幌駅には、大きく分けてデパートが4つ程、くっついているのですが、その中の一つである札幌東急百貨店のレストランに銀座天一 札幌東急店があるのです。

銀座天一 札幌東急店
銀座天一 札幌東急店

銀座天一では、入り口の処に店員さんが立っていて、お客様にご案内をするのですが、カウンター席とテーブル席のどちらにするか選ばされます。
通常の札幌市の飲食店の感覚だと、単体か少人数で来客された方をカウンター、複数の人数で来客された方をテーブル席、若しくは、テーブル席が一杯の時にカウンター席へ案内というのが多くみられますが、この銀座天一は、基準が違うのです。

つまり、テーブル席よりカウンター席の方がグレードが高いのです。
テーブル席は天丼や定食を注文する時に案内され、カウンター席はコース料理を注文する方が案内されるのです。
そして、カウンター席ではカウンター越しに料理人が付いて、目の前で1品毎に天ぷらを揚げて、出来立てを出してくれるというシステムです。

テーブル席でもクオリティは高い

今回は特定食(1485円)と、桜えびと青唐(506円)を注文してみました。

テーブル席でもお茶やおしぼりはキチンと出されるのですが、お茶を飲みきると店員さんが、お茶を注ぎにやってきましたので、各テーブルの状況にもキチンと目を配っている様が伺えました。

また、他の席に常連のお客様と思われる方が来店していらっしゃったようなのですが、店長が挨拶に出てきた様子を伺えましたので、高級レストランばりのちゃんとした感がありました。

特定食、桜エビと青唐
特定食、桜えびと青唐

特定食は、天ぷら5品と漬物、ごはん、しじみの赤だしのお味噌汁でした。
天ぷらは、衣の量も見事な塩梅で、カリカリ感を出しながら、もっさり感はなく北海道では珍しく、良い技術の光る天ぷらでした。
また、天つゆと一緒に塩も出てきましたし、ごはんの後ろ手にある大根おろしも、辛さの抑えられたまろやかな大根で、天ぷらにピッタリでした。

銀座天一札幌東急店 店舗情報

店舗名銀座天一 札幌東急店
住所北海道札幌市中央区北四条西2丁目
北海道札幌市中央区北四条西2丁目
アクセスJR札幌駅
営業時間11:00~22:00
定休日1月1日
ホームページhttp://www.tenichi.co.jp/
銀座天一札幌東急店の店舗情報