昭和を偲ばせる田舎の懐かしい味の醤油ラーメン

新札幌の駅直結の大手ショッピングモールにあるレストラン街に、懐かしい昭和の雰囲気と味わいの漂うラーメン屋さんがあります。元々は栗沢町の万字地区に昭和３０年頃にあった小鳩食堂が現在の形に再現されたもので、昔の懐かしい味を求めて多くのお客様で一杯でした。

夕張から山を越えた奥地が万字

万字（マンジ）は、髪の毛の伸びる市松人形の怪奇現象で知られるお寺のある地域です。
岩見沢市から美流渡（ミルト）と云う地域を抜けて進む道と、夕張から山を跨いで抜ける道があるのですが、どちらも自然豊かな環境にあります。

当時、万字地方にあった小鳩食堂を再現した造りの店内は、壁がトタンで出来ていたり、座敷席は昔ながらのちゃぶ台であったり、お冷を注ぐピッチャーはやかんであったり、雰囲気造りにも拘りが見受けられました。

夕張炭鉱を思わせるスープの色のラーメン

今回は、万字ラーメン（700円）を注文してみました。

スープの色はどす黒いのですが、あっさりとした醤油味のラーメンで、昔ながらの味わいがありました。
具もチャーシューとナルトとメンマとほうれん草と云った、昔ながらのメジャーな具材ばかりで、逆にこの具材だからこそ、昭和時代を思い浮かべる事が出来るのではないかと、思いました。

チャーシューは、画像からはわかりづらいと思いますが、とても分厚いチャーシューで、食べ応えがありました。
札幌では珍しい醤油ラーメン専門店ですが、旭川に負けていないと感じられました。

醤油屋本店サンピアザ店　店舗情報