幅が広く薄い日本の麺と云えば、愛知県名古屋名物の〝きしめん〟ですが、北海道でも扱っている店舗はとても珍しく、なかなか出会う事はありません。
そんな北海道ではレアな〝きしめん〟を扱っているお蕎麦屋「おそば こせん」が、2021年4月10日に新琴似駅から徒歩8分程の距離にオープンしておりました。
店員さんイチオシメニュー「生姜と舞茸天ぷら蕎麦」を注文
一反木綿の様な平べったい麺のきしめんを頂きに行ったのですが、初めての訪れたお蕎麦屋という事もあり、王道に沿って蕎麦を注文するか、レアな名古屋名物のきしめんを注文するかで悩んでおりました。
自分では決められなかったので、店員さんのオススメに委ねてみたところ、さらっと生姜と舞茸天ぷら蕎麦をオススメして頂きました。
きしめんに未練がないと云えばウソになりますが、聞いておいて違うのを注文するという、鋼の様な心はないので素直に「生姜と舞茸天ぷら蕎麦(600円)」を注文しました。

シンプルなお蕎麦に稲荷のオマケ付き
蕎麦は至ってシンプルで、鼻に抜ける蕎麦の香りはしませんが、天ぷらも付いてこの値段で頂けるのであれば文句なしと言ったところです。
手打ち蕎麦の様なコシも感じられず、太さも均一なので機械打ちなのかも知れません。
蕎麦のつゆは、北海道でメジャーな関東系の濃い味付けで、少し硬めな蕎麦にはぴったりとマッチしておりました。
また、すべてのメニューにつくのかは不明ですが、味のしみたお稲荷さんが1つ付いてきました。
お蕎麦だけでは物足りなさを感じた私には、丁度よい箸休めになりました。
揚げたてサックサクな天ぷらは一度で二度美味しくなる
天ぷらは、作り置きの天ぷらが提供されるのかと思いましたが、注文後に揚げられたようで、揚げたてサクサクの天ぷらがのせられておりました。
生姜と舞茸天の天ぷらは、舞茸のコリコリ食感と鼻に抜ける紅ショウガの香りがアクセントになり、とっても美味しかったです。それに、揚げたてなだけあって、薄付きの衣がサックサクなのも堪りません。
食べ進めていくと、しっかり濃い味のつゆに、天ぷらのうま味が溶け込んで、いつの間にかにマイルドなつゆに変わっておりました。一度で二度美味しく楽しめてしまったのは、嬉しい誤算でした。
天ぷらサクサク派ではない方は、初めからつゆに浸して食べるのも良さそうですね。
自分が店員!9割セルフサービス!!
注文・会計は入り口にある食券を購入する前払いシステムで、購入した食券をお店の人に渡しに行くと、半券が戻されるのですが、そこには番号が記載されております。
その番号が呼出番号となっているようで、番号を呼ばれたら自分で料理を取りに行くシステムです。
しかも、お店の奥にあるカウンターに薬味やおしぼり、お箸、お水などが置かれており、全てセルフサービスでやるようになっています。
良くある立ち食い蕎麦屋のスタイルでしたが、立ち食いするカウンター席には、ちょっと座れるようにイスもありました。
立ち食い蕎麦屋のイメージを持たないで行くと、セルフ感が凄く多く感じるかも知れません。
北海道では異例の早朝7時からオープンしてます
「朝ごはん、やってます。」の文字が目立つ「おそば こせん」さん。
北海道では、ほとんどの飲食店は10時や11時が多いですが、「おそば こせん」さんは驚愕の早朝7時から開店しております。
住宅地が多い場所ですが、会社や球場、札幌下水道科学館などの施設があるので、出勤前や休日の朝食に散歩がてらの需要が多いのかも知れません。
駐車スペースは、車は道路を挟んで向かいに3台しかないようですが、パッと来てサクっと帰る立ち食い蕎麦屋のスタイルなので、待つことはあまりなさそうですね。

店内は、カウンターのみですが、ガラス張りで光が多く取り込めることから、明るく爽やかな感じの店内のお蕎麦屋さんでした。
おそばこせん 店舗情報
店舗名 | おそば こせん |
住所 | 北海道札幌市北区新琴似11条1-3-1 サンパーク麻生 1F 北海道札幌市北区新琴似11条1-3-1 |
アクセス | JR新琴似駅 |
営業時間 | 7:00~14:30 |
定休日 | 水曜日 |