「かにめし」と云ったら、長万部町(おしゃまんべちょう)の駅弁「かにめし」が有名です。
その「かにめし」は、駅弁を昭和3年から販売している〝かなや〟さんが試行錯誤を重ね、昭和25年に駅弁として「かにめし」を販売。そこから瞬く間に人気となり、有名長万部町(おしゃまんべちょう)の名物と云われるまで有名になりました。
そんな「かにめし」を駅弁ではなく、出来立ての「かにめし」が店舗で食べれる〝カネカツかなや食堂〟が札幌の新琴似にあるということで行って参りました。
蟹の身を存分に味わえる一品であるかにめし
当たり前の如く、かにめし(1200円)を注文しました。

駅弁の場合、水分をよく吸収する木製折の入れ物を使用しておりますが、店舗で食べるかにめしは、寿司桶の中にご飯とこれでもかと云わんばかりに、蟹の解し身が分厚い層をなしてぎっしり敷き詰められていました。
蟹の身はとても甘く、口いっぱいに広がる風味が一気に幸せ感MAXに。
なにやら、蟹とは違うシャキシャキした食感がありますが、それがまたいい食感を生み出し箸を進めます。
駅弁の美味しさを崩すことなく、駅弁と同様の具材が 蟹の解し身の上に散りばめられており、その具材は、椎茸やグリンピース、梅干しなども良いアクセントになり、あっと云う間にペロリと平らげてしまいました。
極旨かにめしのシャキシャキの秘密
酢飯に蟹の身をほぐしてのせるだけのかにめしとは違い、かなやのかにめしにはこだわりの製造方法で作られています。
蟹の身をほぐし、攪拌釜でゆっくり長時間炒ることで蟹の香ばしさがぐんとアップさせているそうです。しかも、その時に一緒に筍を釜に入れているのだそう。
食べた時のシャキシャキ食感の正体は、この筍だったのですね。
蟹は風味や旨味は強いですが、やはり食感としてはイマイチ物足りないと感じますが、蟹と一緒に筍を炒ることで、蟹に足りない食感を補うなんて、かなやさんは天才ですか?
この極秘の製法を70年も変わらず守り続けてるかなやさんは、今後も愛されていくこと間違いないですね。
かにめしのサイズ違いやあんかけ焼きそばなど種類が意外とある
今回は一般サイズのかにめしを注文しましたが、なんと大盛(1690円)もあるようです。
これはシェアして食べていいのかな?でも、ペロッと食べれそうですね。

お土産用に折や、テイクアウト用のものも販売しているので、お家でゆっくり、またはみんなでワイワイ食べるのもいいかもしれません。
また、今回は写真を撮り忘れてしまったのですが、こちらのお店はあんかけやきそばや、蟹チャーハンもありました。
私は出来立てのかにめし一択でしたが、店内のお客さんを見るとあんかけ焼きそばを食べてる人が多くいた印象でした。
もしかして、あんかけ焼きそばが人気メニューなのかな?
次回来た際は、かにめしの誘惑に勝てればあんかけ焼きそばを注文したいと思います。
新琴似屯田兵中隊本部の記念館のすぐそば
店内は4名かけのテーブル席が2つと、カウンター席が4席とさほど大きい店舗ではありませんが、食事をする人だけでなく、お土産用でかにめしの折を購入するお客さんなど、沢山の人が来店しておりました。

お隣が交番と消防署という立地にあり、更に道路を挟んだ向かい側が小学校という、公共機関に囲まれた立地にあります。
消防署を挟んで、隣が新琴似屯田兵中隊本部の記念館と神社があるので、神社の参拝のついでや、新琴似屯田兵中隊本部の記念館を見学の際などに立ち寄ってみてはいかがでしょか。
カネカツかなや食堂新琴似店 店舗情報
店舗名 | カネカツかなや食堂 新琴似店 |
住所 | 北海道札幌市北区新琴似八条4-1-5 北海道札幌市北区新琴似八条4-1-5 |
アクセス | JR新琴似駅 |
営業時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | http://www.e-kanaya.com/ |